6日、千葉県松戸市の団地で幼い子供3人が死亡した火事で、和室の燃え方が激しいことがわかりました。警察は7日朝から現場検証をして出火原因を調べています。 「『火事だー』と騒いだ。『誰も部屋にいないのか?』と言ったら、『子供が3人いる』って言うんですよ。とにかく部屋に入れと言ったが、鍵がかかってて入れない」(第一発見者の男性) この火事は6日午後4時ごろ、松戸市常磐平にある団地の4階にある田之口舞さん(23)宅、およそ40平方メートルが全焼し、子ども3人の遺体がみつかったものです。 死亡したのは田之口さんの長男の翼ちゃん(4)と、長女で生後6か月の海美ちゃんで、もう1人も二男の嵐ちゃん(3)と見られています。 母親の舞さんは近くの病院に行くため、出火の30分前に外出していたということで、玄関にはカギがかかっていました。 「よろよろと(母親とみられる)女の人が来て、ばたっとその場に泣き崩れた。顔がこわばっちゃって、憔悴しきった顔して」(近所の人) 3人の遺体はいずれも和室の窓側から見つかっていますが、その隣の別の和室の燃え方が激しいことがわかりました。 警察と消防は7日朝から現場検証を行い、この和室付近に暖房などの火の気がなかったかどうか、詳しく調べています。現場の常磐平団地は、およそ50年前に入居が始まった大規模団地のさきがけで、現在もおよそ5200世帯が生活しています。(07日11:06)