年越し派遣村の元派遣労働者らは、12日、滞在している4つの施設の利用期限が切れるため、東京都内の別の施設に移動を始めました。13日以降は新たに契約した旅館に宿泊する予定です。 派遣村のおよそ300人は、12日午前、滞在していた都内4つの施設から東京・新宿区にある日本青年館に向けて出発しました。 元派遣労働者らは日本青年館に1泊し、13日から1週間程度は、派遣村に寄せられたカンパなどを使って、都内の2か所の旅館に宿泊する予定だということです。 「明日から住む部屋が決まったので、そちらに移動して仕事を探して何でもいいから、やっていこうかなと思っています」 「色んな審査待ちなどで(住む所が)決まっていない人もいて、不安はありますけれども」(“派遣村”に住む人) 派遣村の実行委員会によりますと、これまでに280人が生活保護の申請をしていて、うち、およそ200人に支給が決定しているということです。 住まいや仕事の契約が決まる人も出てきていて、決まった人から随時、旅館からアパートなどに移っていくことにしています。(12日11:14)