世界的な経済危機への対応策を話し合うため、、主要20か国・地域が集ったG20=第2回金融サミットが、ロンドンで開幕しました。世界経済の回復に向けた、政策の協調を目指します。 各国の間にある溝を果たして埋めることができるのか、今回の金融サミットには、不況克服に向けた強いメッセージが期待されています。 第2回金融サミット参加のためロンドン入りした各国の首脳は1日、バッキンガム宮殿でエリザベス女王と面会しました。女王は、本格的な外交デビューとなったアメリカのオバマ大統領とは、特別に30分ほどの面会時間を設け、会話を交わしました。 これに先立って、オバマ大統領就任後初の米ロ、米中首脳会談が行われるなど、各国の首脳による活発な2国間協議が展開されました。 「私たちは必要なことは全て行うという決意の元に一致協力しなければなりません」(イギリス・ブラウン首相) 今回の金融サミットでは、世界的な不況克服と金融危機の再発防止のために「景気刺激策」と「金融規制改革」を主な課題として具体策を議論します。焦点は金融規制の中身で、より強い規制を求めるフランス、ドイツと、一定の規制強化にとどめたいアメリカやイギリスとの間で意見の隔たりが目立っています。 参加国のGDPの合計が世界全体の8割を占める規模となった今回の金融サミット。各国の首脳は2日中に共同声明の採択を目指します。(02日10:19)