千葉県成田市の成田赤十字病院で、常勤の内科医34人のうち11人が、今月いっぱいで一斉にやめることがわかりました。 千葉県にある成田赤十字病院は、年間3万6000人の救急患者を診療する総合病院で、新型インフルエンザが発生した場合、感染の疑いがある患者を受け入れる「特定感染症指定医療機関」にも指定されています。 病院によりますと、今月いっぱいで34人いる常勤の内科医のうち11人が一斉にやめ、うち5人の補充のめどがたっていないということです。病院側は「救急患者が多く、勤務状況が過酷になっているのが原因のひとつ」と説明しています。 病院では、来月以降は救急患者の受け入れをより重症者に限定したり、内科の外来はかかりつけ医の紹介状がある患者に限り受け入れるなどの対応をとることにしています。(12日14:27)