全国の公立学校で、うつ病などの精神疾患を理由に休職している教職員の数が15年連続して増え続け、5000人に迫っていることが明らかになりました。 文部科学省によりますと、2007年度に病気で休職中の教職員の数は8069人で、このうち精神疾患が理由の人は15年連続で増え続け、4995人に上ることが明らかになりました。 これは前年度と比べて320人の増加で、10年前のおよそ3倍となっています。これについて文科省は、「増加傾向にあり、深刻に受け止めている」としています。 また、懲戒処分を受けた教職員の数は1万2887人でした。これは前年度の1159人と比べて1万人以上の増加ですが、ことし1月、北海道でストライキをめぐる大量処分があったためです。 争議行為を除いた懲戒処分者の数は988人で、処分理由の内訳は、交通事故が43.1%、わいせつ行為が14.1%、体罰が12.6%などとなっています。(25日22:45)