日本の情報収集衛星4機のうち1機が故障して、25日から使えない状態になっていることがわかりました。
衛星を運用している内閣衛星情報センターによりますと、故障したのは2003年に打ち上げられたレーダー衛星の1号機です。電源にかかわる部品の故障のため、必要な画像情報が得られない状態になっていて、復旧のメドは立っていないということです。
政府は、北朝鮮がミサイル=テポドンを発射したことを機に情報収集衛星を導入。解像度の高い光学センサー衛星と、曇り空でも撮影出来るレーダー衛星、それぞれ2機ずつの計4機での運用を目指し、先月、レーダー衛星2号機を打ち上げてようやく4機体制になったばかりでした。
次の衛星の打ち上げは4年後の2011年の予定で、内閣衛星情報センターでは「3機でも運用に深刻な影響はない」としています。(27日22:04)