[日语学习网]经济:大学３年向けの就職戦線が本格化

今月に入って、大学生の就職戦線が本格的に始まっています。今行われているのは、大学３年生の再来年の春の入社に向けたものです。今年もバブル期を超える「売り手市場」と言われ、企業側は学生の獲得に必死です。
サイコロを振ってゲームに興じる学生たち。コマを進めて島から島へと渡り、その間に貿易でどれだけ利益を上げられるかを競い合います。
このゲームの隠れた狙いは、突然発生する嵐や海賊の襲撃に備え、いろいろな保険をどう使い分けるかを判断させることにあります。実はこのゲーム、大手損害保険会社・三井住友海上が企業の現場を体験してもらう「インターンシップ」の一環として開発したものです。
「損保に興味を持っていない段階の学生さんに保険の楽しさ、面白さ、広がりを感じてもらいたいと思って」（三井住友海上人事部、萬代貴也さん）
「就職氷河期」が過ぎ去った今、企業は本格的な採用活動が始まる前から、あの手この手で学生にアプローチします。
大手精密機械メーカー・コニカミノルタが理系学生向けに行ったコピー機の分解実習。自社製品に触れてもらうことで、事業について少しでも知ってもらおう、という狙いです。ただでさえ学生の理系離れが進んでいる中、メーカーが採用数を増やすのは至難の技。担当者も必死です。
「絶対数の取り合いをしていて、もっと数が欲しいということになると、それはもう難易度が高い。頑張らないと。会社の将来と私の将来がかかっているんで」（コニカミノルタ人事部、岩崎仁彦さん）
しかし、インターネット上には就職情報が溢れ、学生どうしの意見交換も盛んなだけに、学生は企業の猛烈なアピールを冷静に受け止めているようです。
「社会の流れだからやらないと」
「はやりだからインターンやっとけ、という・・・」
「学生こなかったら困るな、という感じ」（学生）
優秀な学生に接触するには目新しさが必要、と思い切った手段に出る企業も。大手銀行の三菱東京ＵＦＪ銀行では、上海やニューヨークなど海外の４拠点に学生２０人を３日間派遣して、職場を見学させるというのです。
「いかにリアルな（現実の）場を提供してあげることができるかは、企業側も努力していかなければいけないことだと思う」（三菱東京ＵＦＪ銀行人事部、横井尚志さん）
新卒で外資系企業に就職するケースも珍しくなくなった今、企業の国際性をアピールする狙いです。
バブル期を超える売り手市場。採用する企業側は、学生を引きつけるための知恵比べを迫られています。（08日17:00）