えひめ丸に衝突した原子力潜水艦の元艦長がＪＮＮのインタビューに答え、遺族への謝罪の気持ちを改めて語りました。
「苦しみは消えることはない。一生背負っていく」。９人の命を奪った潜水艦の元艦長が、加害者としての１０年を振り返りました。
「亡くなった方々やご遺族のことを思うと今もつらい思いです。この苦しみは私が一生背負っていきます」（原潜「グリーンビル」スコット・ワドル元艦長）
取材に応じたスコット・ワドル元艦長は８日、１０年前の事故について、自分の確認ミス、判断ミスを含む様々な要素が重なって起きた、と改めて責任を認めました。そして、許しを受けるためにできることは何でもやりたい、と強調しました。
「私は誠実でウソを言わない人間であることをご遺族に分かっていただけるように、私はただ冥福を祈り続けるだけです」（スコット・ワドル元艦長）
遺族側の意向を尊重し、追悼式典（慰霊式）には今年も参加しないワドル元艦長。インタビューの最後に、改めて遺族に謝罪の言葉を述べました。
「本当に申し訳ありません。ご遺族の方々がいつか穏やかな日々を送ることができるよう祈っています」（スコット・ワドル元艦長）
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