活発化した梅雨前線による大雨の情報です。岩手・宮城内陸地震の被災地でも雨が降り続き、災害対策本部は土砂災害に対して注意を呼びかけています。
6月14日の地震で大きな被害が出た宮城県栗原市でも、梅雨前線の影響で29日午後3時頃から雨脚が強くなりました。栗原市の降り始めからの総雨量は12.5ミリを記録し、地震後、初めてのまとまった雨になりました。
災害対策本部によりますと、栗原市内には、山肌に亀裂が入るなどして新たに土砂崩れが起きるおそれがある場所が40か所あります。また、土砂崩れが川の流れをせき止めてできた震災ダムも、依然、10か所にありますが、水抜きが始まったのはまだ2か所にとどまっています。
発達した雨雲は東に抜けて、被災地での大雨のおそれはなくなりましたが、これまでの雨で地盤が緩み、ダムの水かさも上がっており、災害対策本部では土砂災害への注意を呼びかけています。(30日00:01)
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