大学生の就職希望先として、大手銀行の人気が高まっているという調査結果が明らかになりました。
リクルートが来年3月に卒業予定の大学生に就職希望先を聞いたところ、1位は大手銀行、みずほフィナンシャルグループでした。また、三菱東京UFJ銀行が去年の6位から3位に、三井住友銀行が13位から12位、三菱UFJ信託銀行が94位から34位になど、大手銀行グループが軒並み順位を上げています。
大手銀行は、不良債権の処理が一段落したことから、新卒者の採用数を増やすところが増えており、門戸が拡がったことで就職人気が高まった模様です。
このほか、業績が好調な電機メーカーの人気も高く、日立製作所が5位、松下電器産業が10位、キヤノンが18位、シャープが30位などと続いています。
こうした結果について、リクルートでは「待遇の良さや雇用の安定といった点を重視して、企業を選ぶようになってきている」と分析しています。(12日20:03)