18日夜、北朝鮮が「韓国当局によるキム・ジョンイル総書記を狙ったテロを摘発した」と発表したことについて、韓国政府は静観の構えです。 これは朝鮮中央テレビが18日夜、北朝鮮の治安機関である“国家安全保衛部”がキム総書記を狙った韓国情報機関によるテロを摘発したとして、キム総書記に関わる諜報活動を行っていた人物を逮捕したと伝えたものです。 「北朝鮮の国家安全保衛部は『北朝鮮の住民が、韓国の情報機関要員からキム総書記の動静を脅かすよう任務を受け、活動していたため逮捕した』と発表した」(韓国・YTNテレビ) 一夜明け、韓国のテレビ局は短く報道していますが、新聞各紙は全く伝えていません。 また、韓国の情報機関、国家情報院の幹部はJNNの取材に対して、「我々とは関係のないことだ」と、北朝鮮の発表を無視する姿勢をとっています。(19日11:42)