大相撲の八百長疑惑報道をめぐり、日本相撲協会と横綱・朝青龍ら力士が講談社などに損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は講談社側に総額4290万円の支払いを命じました。 この裁判は、講談社の週刊誌、週刊現代の中で、横綱・朝青龍らがいわゆる「八百長相撲をした」と報道された記事をめぐり、相撲協会と朝青龍ら力士30人が講談社側を相手取り、およそ6億2000万円の賠償などを求めたものです。 東京地裁は26日、「講談社側が事実の裏付けとしたものは極めて不十分なもので、取材は極めてずさんというほかない」と指摘、講談社側に総額4290万円の支払いを命じました。朝青龍への賠償額は1100万円にのぼっています。 相撲協会は判決後「今後も力士、協会一丸となって、ファンの皆様の期待に応えられるよう努力していきたい」とコメントしました。(26日15:27)