韓国のノ・ムヒョン前大統領をめぐる不正資金事件で、有力な後援者だった企業の会長が、検察の調べに対し、「前大統領から直接電話で現金を要求された」と供述していることがわかりました。 この事件では、大統領府の元総務秘書官が、ノ・ムヒョン前大統領の有力後援者だった企業の会長から不正資金を受け取っていた疑いで逮捕され、前大統領の妻や長男が参考人として事情聴取を受けています。 ノ・ムヒョン前大統領の妻は、企業の会長からおよそ1億円を受け取ったことを認めていますが、韓国の一部メディアは、この金について企業の会長が、「前大統領本人から直接電話で要求された」と供述した、と伝えています。 さらに、その供述の中で、前大統領から「アメリカにいる長男の家を買うために金が必要だ、。2007年6月29日にドル立てで1万ドルを準備して欲しいと言われた」と具体的に語っています。検察は、近くノ・ムヒョン前大統領から被疑者として事情聴取する方針です。(14日13:17)