広島県の神石高原町で山林などが燃えたおよそ30件の連続放火事件について、別の事件で逮捕された男が、一部の放火を認めていることがわかりました。警察はきょうにも男を再逮捕する方針です。
広島県の神石高原町では、去年2月からの4か月間に、山林や納屋などが燃える20件以上の不審火が発生。町が非常事態を宣言し、地元消防団の徹夜の警戒が続きました。
今年に入ってからも10件の不審火があり、警察はこれまでに発生したおよそ30件の火災について、放火事件として捜査しています。
このうち一部の事件について、福山市に住む40代の無職の男が、放火を認める上申書を警察に提出したことがわかりました。
男は、他人の家の窓ガラスを割った器物損壊の疑いで、今月逮捕されています。警察は、山林に火をつけた疑いで、きょうにも男を再逮捕する方針です。(23日03:11)