ブット元首相の暗殺をめぐって、新たに2種類の写真が公開されました。
ブット元首相が乗っていたとされる車、自爆テロの衝撃で無数の穴があいています。また、車内を撮影した写真には、後部座席にひろがる大量の血痕が映っています。
目撃者らは、元首相は首を銃撃されたと証言していますが、パキスタン政府は、ブット元首相の死因について「遺体には銃創はなく、自爆テロによる衝撃で頭部をぶつけたため」と発表しており、政府の発表にはうそがあると、元首相の支持者らは批判を強めています。
一方、こちらの写真に映っているサングラス姿の男。男は車から身を乗り出しているブット元首相に拳銃のようなものを向けています。写真を公開した地元テレビ局は、このサングラスの男が銃撃の実行犯で、男の後ろにいる頭を白い布で覆った男が自爆したという見方を伝えています。(30日16:20)