菅内閣への不信任決議案が、きょう午後の衆議院本会議で採決されます。民主党内から80人程度が賛成すれば可決される状況の中、執行部、反執行部のそれぞれの多数派工作が本会議直前まで続きそうです。
「最後のご奉公の覚悟でやろうということでその戦列に参加しておりますので、私は十分、我々の意思が国会に通るものと思っている」(民主党 小沢一郎元代表 きのう)
きのう夜、小沢元代表のグループの会合にはおよそ70人の議員が集まり、小沢氏は不信任案に賛成する考えを表明するとともに、可決に自信を示しました。
「自発的に総理がお辞めになっていただくことを党として決めなければならないので、その努力はします」(民主党 鳩山由紀夫前総理大臣 きのう)
また、鳩山前総理もグループの会合で不信任案に賛成する考えを表明しました。鳩山グループの幹部は「流れはできている。可決は当然だ」と述べ、党の分裂も辞さない構えです。
一方、民主党執行部は「不信任案は否決する」、また菅総理周辺も「ぎりぎり否決できる」との見方を示しています。そして、本会議直前に行われる党所属の衆院議員が集まる代議士会では、時間を1時間程度とって、菅総理も参加して自由討議を行うことを計画するなど、執行部側の切り崩し工作も激しさを増していて、両陣営の多数派工作は採決の直前まで続きそうです。(02日08:41)
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