アメリカ自動車大手「ビッグ3」の救済のため、公的支援を行う法案について、政府と議会の間で最終調整が進んでいます。 「我々が自動車産業を見捨てることはない。問題はどのように実現するかです」(米下院・ペローシ議長) アメリカ議会下院のペローシ議長は、8日午後、「ビッグ3」救済のため、公的資金による「つなぎ融資」を行えるようにする法案の原案を、すでにホワイトハウスに提示したことを明らかにしました。 その内容は、当面の融資規模を最大150億ドル、およそ1兆4000億円とし、来年3月末までに長期的な経営改善計画を示せなければ追加融資は行わないこと、さらに、大統領の下に強力な経営監視機関を設置することなどが盛り込まれています。 民主党議会指導部としては、政府と合意に達し次第、採決を行い、「ビッグ3」破綻回避のために来週にも融資が実行できるようにしたい考えです。(09日09:48)