アメリカ軍普天間基地の移設問題で、名護市辺野古移設に向けた「環境影響評価書」が、２８日午前４時過ぎ、沖縄県庁の守衛窓口に運び込まれました。
「環境影響評価書」をめぐっては、防衛省が沖縄県あてに発送していましたが、平和団体などが県庁の周辺で抗議活動を行い、２７日、民間の運送会社が県庁に届けようとした際には、阻止されていました。
２８日午前４時過ぎ、沖縄防衛局の職員が県庁に姿を見せ、「環境影響評価書」の入った段ボールを次々と夜間対応の守衛室に運び込みました。沖縄県の幹部は、ＪＮＮの取材に対して「受理せざるを得ないが、正常な状態ではない」と話していて、今後９０日以内に沖縄県の仲井真知事が評価書に対する意見を出すことになります。
平和団体のメンバーは２８日も抗議活動を行う予定ですが、防衛省の異例とも言える未明の「評価書」の運び込みに、より反発が高まりそうです。（28日06:55）
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