来年度予算案の実質的な審議が始まった参議院の予算委員会では、民主党の議員が小沢代表を支える決意を示した上で、早期の政権交代を求めました。 「小沢代表は説明責任を果たした」。参議院での予算審議は、民主党の平田参議院幹事長が、小沢代表の対応について釈明する異例の形で始まりました。 「私は、小沢代表が国民の皆様に対する説明責任を果たし、今後も必要があれば、説明責任を果たすと思います。このたびの一件で、政権交代を実現するということは、さまざまな困難や障害が伴う大事業なんだと、改めて痛感をいたしました」(民主党・平田健二参院議員) 小沢代表の秘書の逮捕で、民主党にとっては逆風が吹いている状況ですが、「国民が求めているのは政権交代だ」として、麻生総理に改めて早期の退陣を迫りました。 「(世論調査の結果では)7割以上の国民がですね、麻生内閣にノーという意思を明確にしている。従うべきは国民というのであれば、総理をお辞めになったらいかがですか」(民主党・平田健二参院議員) 「私は、今、国民が今望んでおりますことは、景気対策と雇用対策、これが国民が望んでいるものであって、政局と考えてはおりません」(麻生首相) 小沢代表の秘書の逮捕は、解散・総選挙の時期に影響を与えるという見方も出ていますが、麻生総理は「しかるべき時期に野党との争点をはっきりさせて国民に信を問いたい」と述べるにとどめました。(05日11:30)