2日午前の東京市場もほぼ全面安の展開で、日経平均株価は一時、8000円の大台を割り込みました。 景気の悪化を示す統計が相次いで発表された事で、市場は暗く重苦しいムードに包まれています。 2日午前の東京市場は、1日のニューヨーク市場の急落に巻き込まれる形で取引開始直後から全面安の展開となり、日経平均株価は一時8000円の大台を割り込みました。 また、円相場が1ドル=93円台まで円高となったことや、販売台数の落ち込みが鮮明になったことで、トヨタやホンダといった自動車株の下落が目立っています。 結局、午前の日経平均株価は、前日に比べ385円安い8011円となっています。 「アメリカ、ヨーロッパ、日本がいずれも連動して下がっているという状況」(中川昭一 財務相) 市場では「景気の後退による影響が本格化するのは、むしろこれからだ」との見方が広がっていて、さらなる株価の下落に、警戒感が一段と強まっています。(02日11:35)