群馬県と長野県の県境にある浅間山が2日未明、噴火しました。噴火は小規模でしたが、今後も噴火は続く可能性もあり、気象庁は注意を呼びかけています。 浅間山の麓の群馬県側にいます。雪をかぶった浅間山の頂上からは現在も白い煙が上がっています。浅間山付近は2日も晴れていますが、2日朝、煙が向かっていた方角で取材した際には、霧に包まれたように視界が悪くなっていました。 浅間山の噴火は2008年8月以来で、付近の住民の話によりますと、午前2時前、地響きのような音と共に噴火したということです。 気象庁によりますと、噴火は2日午前1時51分ごろで、火山灰が火口の上空およそ2000メートルの高さまで上がったほか、山の北側およそ1キロの範囲で噴火による岩石が飛び散りました。 1日、火山活動が活発化したため、気象庁が警戒レベルを5段階あるうちの3段階目「入山規制」に引き上げていました。 【付近住民は――】 「2時ごろ外に出たときに、山の方からゴーと地響きのような音がした」 「観光的には困るなあ、心配はしてます」 現在も周辺の登山道などは立ち入り禁止となっています。気象庁によりますと、今回の噴火は小規模で午前8時には火山灰が降る噴火もおさまっているということです。 しかし、今後もおよそ4キロの範囲で、直径50センチを超える石などが降る噴火が起きる危険があり、注意を呼びかけています。(02日11:31)
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