防衛省は、海上自衛隊のイージス艦情報の漏洩事件などを受け、陸海空の3つの自衛隊にそれぞれ設置されている情報保全隊を統合し、およそ1000人規模の組織を新たに発足させることになりました。
これは来年度予算の復活折衝で新設が決まったもので、これまで陸海空の3つの自衛隊にそれぞれ置かれていた情報保全隊を統合した新しい組織を来年度後半に発足させます。
新しい組織は、隊員数が966人で防衛大臣の直轄となり、これまで陸海空の自衛隊がバラバラに扱ってきた情報を1か所に集約することで、外国によるスパイ活動などを察知する能力を高めることを目指します。
また、全国に5つの地方方面隊を作るほか、事務次官を委員長とする「カウンターインテリジェンス委員会」も設置して、秘密保護の体制を強化することにしています。(22日19:27)