朝鮮総連中央本部をめぐる詐欺事件で再逮捕された元公安調査庁長官の緒方重威容疑者が、東京地検特捜部の調べに対し、容疑を認める供述を始めたことが関係者の話でわかりました。
元公安調査庁長官の緒方重威容疑者(73)らは18日、総連中央本部の土地と建物をだまし取ったとされる罪で起訴されたうえ、さらに総連から4億8千万円余りをだまし取った疑いで、東京地検特捜部に再逮捕されています。
これまで緒方容疑者は特捜部の調べに対し、一貫して容疑を否認していましたが18日になって、総連中央本部の土地・建物や4億8千万円余りの現金、いずれの詐欺についても容疑を認める供述を始めたことが関係者の話でわかりました。
特捜部は動機などについて、緒方容疑者をさらに追及するものとみられます。(18日20:26)