アメリカのオバマ次期大統領が、就任式の宣誓の際に、リンカーン元大統領の聖書を使用することが決まり、23日、公開されました。 公開された聖書は、1861年、第16代リンカーン大統領が就任式で使用したもので、現在、ワシントンのアメリカ議会図書館が保管しています。リンカーン大統領を敬愛するオバマ次期大統領たっての希望で、来年1月20日の就任式で使われることが決まりました。 「初の黒人大統領の誕生と、『奴隷解放の父』とのつながりを考えると、とてもふさわしいと思います」(アメリカ議会図書館の担当者) 歴代大統領の多くは、家に伝わる聖書を使い宣誓しています。過去に初代ワシントン大統領の聖書が使われた例がありますが、「奴隷解放の父」として知られるリンカーン大統領のものが使われるのは初めてです。(24日11:02)