9日朝早く、神奈川県大和市の踏切で、小田急江ノ島線の電車に乗用車が衝突し大破しました。電車の乗客にけがはありませんでしたが、乗用車を運転していた女性が死亡ました。 午前5時40分ごろ、神奈川県大和市の小田急江ノ島線・鶴間駅近くの踏切で普通電車に乗用車が衝突しました。乗用車には女性2人が乗っていて、運転していた大和市の大平広子さん(46)が、車体に胸から下をはさまれたままとなりました。 「うなったりとか手をグーパーとか6時半ぐらいまで出来ていたけど・・・」(事故直前に2人と話した知人) 大平さんは救急隊に助け出されましたが、その後、病院で死亡が確認されました。助手席に乗っていた飲食店を経営する61歳の女性も軽いけがをしましたが、電車の乗客およそ100人にけがはありませんでした。事故はどのようにして起きたのでしょうか。 「ガシャーンみたいな、ザーっていうような、そんな音だったのは覚えています」(近隣の住民) 警察や小田急電鉄によりますと、電車が鶴間駅を発車した直後、下りの踏切内に乗用車が進入。電車の先頭車両とぶつかりました。乗用車は、そのまま10メートルほど引きずられ、線路脇の支柱にはさまれ大破しました。 「事故の10分前まで話していた」 「(大平さんは)コインパーキングに止めていたから、車を」(事故直前に2人と話した知人) 事故前に大平さんと話していた知人によりますと、大平さんは踏切の目の前にあるコインパーキングから出た直後に事故にあったといいます。 「コインパーキングから出てハンドルをきって行こうとしたが、遮断機が閉まっていて突っ込んだのでは」(事故直前に2人と話した知人) 事故当時、遮断機は降りていたということで、警察は大平さんが運転を誤って、踏切の中に進入したものとみて事故原因を調べています。 この事故で、小田急江ノ島線は8時間にわたって一部区間で運転が見合わされ、上下線合わせて163本、およそ7万5000人に影響が出ました。(09日16:10)
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