アフガニスタンへの支援をめぐる国際会議が31日、オランダで開かれましたが、この場で、核開発疑惑をめぐり欧米と激しく対立するイランとアメリカの高官が接触し、意見交換を行いました。 会議には、日本を含む70か国以上が参加し、アメリカのオバマ政権が打ち出した軍民両面からアフガンを支援するという新しい戦略を軸に、協議が行われました。 参加するか不透明だったイランからは、アホンザデ外務次官が出席し、麻薬の取り締まりなどでアフガン復興に協力すると表明しました。 「アフガン・パキスタン担当のホルブルック特別代表が、イランの代表と、短いながらも誠意のある意見交換をしました」(クリントン国務長官) こうしたなか、アメリカのクリントン国務長官は、会議後の会見で、アメリカの特別代表とイランのアホンザデ外務次官が短時間ながら接触し、今後も連絡を取り合うことで一致したと明らかにしました。 今回の接触は、オバマ大統領が対話を呼びかけてから最も高いレベルとなりますが、早期の関係改善につながるかどうかは依然不透明です。(01日13:13)