イラクの安定を目指す国際会議が、クウェートで開かれました。隣国イランがイラクへの影響力を強めるなか、イラン封じ込めを目指すアメリカはいらだちを強めており、イラクを巡る「静かな戦い」が始まっています。
「アラブ諸国など参加各国がイラクへの外交関係を強化する」。今回の会議ではこのような共同宣言が採択されました。この宣言の背景には、サウジなど親米アラブ諸国がイラクへの関与に消極的な一方で、イランが、イラクへの影響力を強めていることがあります。
先月、アハマディネジャド大統領は、イラン革命以来初めて大統領としてイラクを訪問。また、サドル師率いるマハディ軍の停戦合意には、イランが仲介役を果たしたと言われており、イラクの治安にイランが大きな力を持っていることを印象づけました。
このため、イラン封じ込めを進めたいアメリカは、「イランは武装勢力を支援している」などと非難を強める一方、親米アラブ諸国を、イラク問題により関与させようと試みているとみられているのです。
会議後、イラクのモッタキ外相は記者会見し、非難を強めるアメリカに対し、次のように述べました。
「そもそもイラクに駐留するアメリカ軍が非難されるべきなのに、アメリカはイラクの政策の失敗に気づくやいなや、別の国(イラン)が問題を起こしていると非難しているのです」(イラン・モッタキ外相)
会議ではアメリカとイランとの直接対話もなく、両国の静かな戦いを印象づけるものとなりました。(23日05:31)
以上是日本留学网https://riben.liuxuequn.com/exam/日语组小编整理的2011年03月日语能力测试的《[日语原文阅读]国际:イラク安定化会議、共同宣言を採択》文章,恭祝大家考试顺利通过!