南米パラグアイで日本人の男女2人が身代金目的で誘拐された事件は、日本時間昨夜、男性から無事を伝える電話があったことがわかりました。一方、2人は依然拘束中で、犯行グループが身代金の要求額をつり上げるなど事態は緊迫しています。
事件は1日午後、首都アスンシオンから250キロ離れた地点で、宗教団体「統一教会」の元幹部で現地在住の土地管理会社社長・太田洪量さん(62)と、秘書の山口佐和子さん(37)が武装グループに連れ去られ、身代金およそ1800万円が要求されたものです。
「一日も早く救出していただきたいと思います」(誘拐された山口佐和子さんの夫)
こうした中、太田さん本人から会社関係者に無事を知らせる電話があったことがわかりました。
「(Q.電話での太田さんの様子は?)あまり心配しないようにというような感じでした。(Q.身代金は?)用意しているんですけど、身代金が上がっていること、これに対してはちょっと困っているんですけど」(土地管理会社「ビクトリア」青木賢次郎さん)
犯人側から身代金の受け渡しの方法など、具体的な要求は今のところないということです。(04日04:45)